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大慶寺寺宝「押し絵雛(おしえびな)」
9年ぶりの一般公開!大慶寺寺宝「押し絵雛(おしえびな)」
当初は4月上旬には展示する予定でしたが、大慶寺にて結婚式の予定がありましたので、展示のスタートが遅くなりました。いよいよ明日から公開です。
大慶寺には明治~大正にかけえて、小田静(おだしず)女史によって作られた「押し絵雛」があります。
女史は岡部の生まれ、江戸に奉公し、裁縫にて御奉仕の所、筆もたち、和歌・華道をも好むので、奥女中に取り立てられた。
その後、藤枝に帰ってきた後は、裁縫指導にあたり門弟は数百人に及んだと言われている。
そもそも、押し絵とは江戸時代の文化文政年間に始まり、明治中頃が全盛期となった。
大正時代の始め頃から作人が無くなり、現在では当時の押し絵雛が残っている所は数少ない。
現在、大慶寺には全部で15点の押し絵雛が保管され、
古いものは約150年前の作品である。
これらの押し絵雛は小田静女史の傑作であり、非常に精巧に作られており、躍動感あふれ、現在でも色鮮やかに保管されている。
また、これらの押し絵雛は平成15年には静岡グランシップに於て開催された、『高松宮おひなさま展』に出展された。
客殿の玄関に展示してありますので、どなたでもご自由にご覧いただけます。
|展示期間|4/16(日)-5/10(火)
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