『つながりを再確認できる場所』
まずは3つを整理しよう
一言に永代供養といっても、やり方は様々なです。現代ではいろんな環境の方が増えてきました。
「迷惑のかからないように、お寺に全部お任せ」という永代供養も人気です。
しかしながら、どのような永代供養が最適解であるかどうかは、それぞれの家の状況よって変わってきます。「お寺に全部お任せ」の永代供養は安心である一方は「ご遺族が大切な方の供養をする経験・体験を奪う」ことにもつながるという一面のあります。
大慶寺では「供養の場」を「いのちの授業」と捉えているので大切な人の供養はなるべく、縁の深かった方に勤めていただきたいと思っています。
だからこそ、大慶寺の永代供養は、それぞれの環境に併せて「納骨場所・供養主・供養期間」を選んでいただき、共に「最適解」を探していきたいと思います。
【事例】
3人娘の長女。
両親のお墓の事をそろそろ考えなければいけないなと思っています。
何から考えればいいのかな?
まずはここの3つを整理しよう
供養主(施主)について
納骨料+供養料+位牌代=永代供養料
檀家タイプ
(引き継ぎタイプ)
娘はいるが、嫁いでしまっている
兄弟や甥姪がいるので、しばらくは供養してもらえる
息子はいるが、私が離婚してしまっているので、性は別
墓地の継承はできないが、一定の期間は供養ができる場合
ー関係性ー
ー供養ー
年忌
各自(任意)
盂蘭盆施餓鬼(毎年)
各自(任意)
ー遺骨ー
年会費〔護持会費〕未納あるいは引継タイプ契約終了後となったら合祀
(合葬墓の場合は最初から合祀)
ーその他ー
・大慶寺過去帳へ記載
・大慶寺位牌堂に位牌を安置
(契約終了後は閉眼供養し納める)
引継供養(オプション)
例え護持会費が納めることができなくなっても
大慶寺が引き継いで供養をしていきます
年忌供養あり
年忌
○
(塔婆を建てて供養)
盂蘭盆施餓鬼(毎年)
○
(塔婆を建てて供養)
供養料 | 10年間 | 23回忌まで | 33回忌まで |
---|---|---|---|
1周忌以降 | 25万 | 55万 | 65万 |
49日以降 | 30万 | 60万 | 70万 |
3回忌以降 | 20万 | 50万 | 60万 |
7回忌以降 | 15万 | 45万 | 55万 |
年忌供養なし
年忌
×
(縁者が申し込む〔任意〕)
盂蘭盆施餓鬼(毎年)
○
(塔婆を建てて供養)
供養料 | 5年 | 10年 | 15年 |
---|---|---|---|
護持会費未納以降 | 8万円 | 15万円 | 15万円 |
お任せタイプ
(年忌あり)
跡継ぎがいない...
どうしよう...
子どもがいないので、将来夫婦ふたりで入るお墓を探している
子供はいるけど、1人息子。
3人で入れるところはないかな...
縁者がいない場合
ー関係性ー
ー供養ー
年忌
盂蘭盆施餓鬼(毎年)
○
(塔婆を建てて供養)
○
(塔婆を建てて供養)
ー遺骨ー
契約終了後は合祀
(合葬墓の場合は最初から合祀)
ーその他ー
・大慶寺過去帳へ記載
・大慶寺位牌堂に位牌を安置
(契約終了後は閉眼供養し納める)
供養料 | 3回忌まで | 13回忌まで | 23回忌まで | 33回忌まで |
---|---|---|---|---|
個人 | (10万) | 30万 | 50万 | 70万 |
夫婦 | (10万) | 40万 | 65万 | 95万 |
家族 | (10万) | 40万(応相談) | 80万 | 120万 |
※右へスクロールしてください。
伴走タイプ
(年忌なし)
息子も所帯をもっている。
本心は供養してもらいたいが負担をかけたくない、、
同居している娘家族や孫はいるが嫁いでいる。
孫もいることだし、しばらくは供養して欲しい
継承者はいるが、「迷惑をかけたくない」と思ってる場合
ー関係性ー
ー供養ー
年忌
盂蘭盆施餓鬼(毎年)
○
(塔婆を建てて供養)
×
(縁者が供養を申し込む〔任意〕)
ー遺骨ー
契約終了後は合祀
(合葬墓の場合は最初から合祀)
ーその他ー
・大慶寺過去帳へ記載
・大慶寺位牌堂に位牌を安置
(契約終了後は閉眼供養し納める)
供養料 | 3回忌まで | 7回忌まで | 13回忌まで |
---|---|---|---|
個人 | 20万 | ||
夫婦 | 30万 |
※右へスクロールしてください。
位牌代について
本堂の奥にある位牌堂に位牌を安置致します。
大慶寺では毎朝お勤め(朝勤)をしご回向しています。
大慶寺では各家庭に合わせ3種類の位牌をご用意しています。
永代供養の方は遺骨を合祀した時に閉眼し納めさせていただきます。
サイズ | 位牌代 | 備考 |
---|
大慶寺の想い
仏教には「久遠(くおん)」という言葉がある。「久遠」とは「ずっと続く」という意味だ。「永遠」と似たような意味であるが、「永遠」と違うのは、「同じ形でずっと続く」のではなく「循環・継承をしながら」ずっと続くというニュアンスが含まれる。
さて、「人は2度死ぬ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
1度目の死は、肉体が滅する時。つまりは呼吸が停止し、「医学的な死」と判断された時である。しかしながら、体が滅してもその人の事を記憶にとどめてくれる人がいる限り、その関係のある人達の中で生き続けることになる。
そうなると2度目の死というのは、全ての人の記憶から忘れ去られた時に訪れる。「関係性の死」である。そういう意味では、徳川家康公は今なお生きているが、名もなき武将は2度目の死を迎えているということだ。
私は3度目の死があると思っている。3度目の死は、「記録」が無くなった時に訪れる。「○月○日生まれの○○という名前の人が○月○日に亡くなった」という情報がなくなった時である。「社会的な死」とも言える。
お寺には「過去帳」というものがあり、今までにご葬儀を勤めてきた方の情報が記載され、代々継承されている。さらには「法号(戒名)」も記されどのように生きてこられたのかも反映されている。もちろん「戸籍」にも記録が残るが、戸籍の保存期間は150年なのである。
つまりはお寺を護持し続けることが、檀家さんや永代供養を申し込んだ方の「久遠の命」を護ることになる。
大慶寺では「有縁の方の久遠の命をあずかる」という大きな使命感を持ち、次世代に良い形でバトンタッチできるように、『時代に逆らわず、時代に流されず』に大慶寺の護持に励んでいます。